小児歯科|笠間市友部の歯医者なら、あさひ歯科クリニック

Pediatrics

成長期の子どもの
歯と顎の発育

子供の正常な成長と発育は、健康や教育と同様に重要なことです。子供の成長は2~5才で最も急速です。この間に子供の顔や顎の70%が完成します。残念なことに大部分の子供達が正常な顎の発育をしていないので、結果として叢生などの不正咬合が生じています。

子供は生まれつき物を噛みたがります。これは重要な衝動であり、顎が正常な発育をするために必要な運動を与えます。原始人は硬い食物、骨、生野菜などを食べるので顎が発達します。現在の子供達はこの種の食物をあまり食べないので、顔や顎の発達に関連した多くの問題に遭遇します。子供の本能は噛むことであり、それによって顎の発育が促進されます。しかし現在の食物はこの目的を満たしていません。

また、子供達は指しゃぶり、異常な嚥下、口呼吸のような癖を発達させます。これらの癖は顎の劣成長、下顎の後退、叢生などを生じさせます。これらの癖を早期に防ぎ、子供の潜在力を発揮させることが最善です。

お父さん・お母さんへ

  • 小児歯科って?

    小児歯科は、乳歯が生え始めてから永久歯が生えそろうまでのお子さんが対象です。乳歯は永久歯よりデリケートで虫歯にかかりやすいため、小児歯科では虫歯の治療とともに予防処置が中心となります。

  • 早い時期から「虫歯にならない」プログラムを

    乳歯はいずれ永久歯に生え替わります。ですが、「どうせ乳歯は抜けるから虫歯になっても大したことはない」と考えるのは大間違い! 乳歯の虫歯を放置すると、後から生えてくる永久歯にも悪影響が出てしまいます。また、早い時期からの予防ケアはお口だけでなく、健やかな成長のカギを握っています。乳歯が生えたら痛みのない予防処置のために歯医者に通うことを習慣づけてあげてください。

  • 妊婦の健康

    妊娠すると、ホルモンバランスが変化して歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。しかしこれは一過性で、出産が終わると治まるケースがほとんどです。ただし、もともと歯周病を持っている妊婦は歯周病が悪化しやすいと言われています。

    また、歯周病菌の毒素が胎盤を収縮させ、低体重児出産の確率が高まるなど胎児にも影響を及ぼしかねません。お子さんをお考えの方は妊娠前に歯周病治療を受けることをおすすめします。

  • 虫歯の母子感染

    赤ちゃんのお口の中には虫歯菌や歯周病菌は存在していません。それでは、いつの間に菌を保有してしまうのでしょうか? それは、いつもそばにいる家族から菌をもらってしまうのです。

    大人が使ったお箸やスプーンで赤ちゃんに食べさせてしまっただけでも、虫歯菌は赤ちゃんに移ります。虫歯は、虫歯菌に感染してできるのです。

  • 「虫歯を移してしまった!」と思ったら…

    1日2回以上の念入りな歯みがきと、フッ素を塗ってあげるのが効果的です。フッ素ペースト(市販されています)は、細菌の酸を抑制して歯の再石灰化を促進します。

    また、小児歯科で高濃度のフッ素を塗布すれば何倍もの相乗効果が得られ、強力な予防対策になります。糖分があまり多くないデザートやおやつを与える工夫も虫歯予防に有効です。