インプラント設備・機器|笠間市友部の歯医者なら、あさひ歯科クリニック

Implant equipment

あさひ歯科クリニックでは、医師やスタッフの技量向上はもとより、機器や設備の充実にも力を入れております。
ここでは、当院で導入している機器のいくつかをご紹介します。

歯科用CTスキャナ

当院では歯科用CTスキャナ、シロナデンタルシステムズ社製「ガリレオス」を独自に導入しております。体の一部を断面撮影し、立体的な画像診断をする医療機器で、歯科を含め外科手術前の診断では必要不可欠なものです。
導入に際して多くの機種を比較検討した結果、シロナデンタル社製のガリレオスは、X線被ばく線量が29μSVという少なさで、患者さまの健康に極めて配慮している点が評価されました。

被ばく線量の少なさ

「ガリレオス」に採用されている「イメージインテンシファイアー技術」の大きな特徴は、“低被ばく線量”。少ないX線情報を可視光に変換し、1万倍に増幅させるメカニズムです。

機器による差はありますが、一般医療用CTの放射線量は2000μSVとも言われており、「ガリレオス」の29μSVという線量は、一般医療用CTはおろか、歯科用CTの中でもたいへん低い線量といえます。(「CTスキャン 線量」と検索してみてください。)
この事実は、患者さまの被ばく状況だけでなく、継続して使い続けるスタッフへの影響も考慮しています。

広い撮影範囲

「ガリレオス」は、直径15cmの球体全域の撮影を可能としました。広い範囲を1回の撮影で済ませることが可能なため、再撮影による放射線被ばくを気にすることがありません。
また、撮影自体は座ったままの姿勢で、わずか14秒という高速で終了します。

直観的なスライシング・ウィンドウシステム

新しい機器を導入しても、医師やスタッフが使いこなせなければ意味がありません。シロナのガリレオスは、直観的操作方法と高い診断機能で、医師だけでなく説明を受ける患者さまにも分かりやすいのです。

パソコン画面上でカーソルを合わせた部位の3D画像が展開され、まるで患者さまを診察しながら、見たい個所を精密に「スライス」して覗いているかのような感覚に包まれます。

サージカルガイド

インプラント手術の際に、ドリルで穴を開ける際のガイドとなるものです。このガイドをCTスキャナのデータを元に正確に作製することにより、手術もまた安全かつスムーズに進行いたします。

ここでは、ガリレオスの3D画像システムを用いた、サージカルガイド作製の流れをご紹介いたしましょう。

サージカルガイド作製の流れ
  1. Step01

    バイトプレートとワックスアップした石膏模型から作製されたステントを接着して、スキャンステントを作製します。これを患者さまに装着した状態で、CT撮影を行います。

  2. Step02

    撮影された画像を元にGALILEOS Implantソフトウェアでインプラント・プランニングを行います。(下顎管のトレース、インプラント・フィクスチャーの調整等。)

  3. Step03

    GALILEOS Implantソフトウェア上の、「サージカルガイドを発注する」の画面から必要事項を記入し、インプラント・プランニングデータをCDに書き込みます。

  4. Step04

    GALILEOS スキャンステント、石膏模型とインプラントプランニングデータのCDをsiCAT(ドイツ ボン市)に送ります。

  5. Step05

    GALILEOS siCATにてインプラント・プランニングデータに基づいた正確なサージカルガイドが作製されます。このサージカルガイドを用いてインプラント手術が行われます。

    ※siCATは、CTスキャナ「ガリレオス」発売元であるシロナデンタルシステムズの子会社で、デジタル歯科治療用のソフトウェアソリューションを開発しています。

手術用顕微鏡

正確さと繊細さを求められる高度なインプラント治療や審美歯科治療に欠かせない手術用顕微鏡。顕微鏡の導入により、これまで以上に迅速で快適な手術が可能となりました。医師の肉眼、CTスキャナと並んで、手術には欠かせない「眼」です。
当院で導入している「OPMI pico」は、歯科専用として開発された手術用顕微鏡で、世界的医療光学機器メーカー「カール ツァイス メディテック社」製。性能だけでなくデザイン的にも優れ、世界的に評価の高い顕微鏡です。光学系には3色の色収差を補正し、優れた光透過率を誇る、Tマルチコートアポクロマートレンズを採用しています。

「OPMI Picoシリーズ」は、光学系などの基本性能もさることながら、拡張性にも優れています。Medilive 1CCDカメラ搭載により、PCへの動画転送や、USBメモリへの静止画保存などが可能です。

手術用空気清浄ユニット「クリーンエリアプラス」

手術室を清浄な状態に保つことも、安心できる環境づくりには欠かせません。一般的に、人間はただ座っているだけでも、0.3ミクロン以下の微粒子を10万個発生させているといわれ、立ち上がるだけでも250万個に倍増するといいます。

インプラントなどの外科手術を成功させ、術後の感染症を防ぎ、経過を安定させるためには、出来る限り粉じんの少ないクリーンな環境は欠かせません。

当院では『清浄度クラス10,000』という、一般的手術室としては極めて清浄なレベルを確保可能な空気清浄装置を導入することにしました。これはアメリカ航空宇宙局(NASA)の規格で、約30cm四方の立体中に、0.5ミクロン以上の浮遊粉塵が10,000個以下の場合を言います。

無菌室手術室などにはとても及びませんが、一般的な手術室としては、非常に清浄度の高いレベルだと考えております。

清浄度の許容範囲

部屋 清浄度クラス
無菌手術室 0~100
注射薬製造 100~10,000
一般手術室 10,000~100,000
無菌病室 10,000~100,000

次世代ユニット「C4+」

快適な手術と患者さまの安心を実現するために、新しいユニット(手術台)を導入いたしました。シロナ社が提供する次世代ユニット「C4+」は、シンプルでありながら高級感と安定感がある、洗練されたフォルム。フットスイッチと使いやすいコントロールパネルにより、多機能でも操作は簡単で、医師は治療や手術そのものに集中することが可能です。
また、患者さまと診療スタッフを感染から守る高度なハイジーン設計になっており、クリーンエリアプラスの導入とも相まって感染症の危険性を極力排除いたします。 心地よいクッションや、シートとバックレストが連動するエルゴモーション設計により、患者さまの快適性も増しています。

手術用無影灯
「アクセル」

手術用無影灯「アクセル」は、ALM無影灯の基本であるフラットミラー及び開口深部を照射する中央サポートにより、切開部表面から体腔の最深部まで均等な光を照射します。演色指数は93(最大値100)で、この光を通してすべての色が自然なかたちで再現されます。また、微妙な赤色、黄色の違いを見分けることができる3500Kの色温度を選択しているため、長時間の手術でも目に負担をかけずに赤色組織を見続けることができます。

このような、こだわりの無影灯設置により、より安全で安定した手術が可能となるのです。

アンキロス
インプラントシステム

インプラント治療の予後を決定するさまざまな要素について、多くの研究報告が蓄積されてきましたが、機能性と審美性の長期維持という課題を、個々の要素単独で解決することは不可能です。

アンキロスインプラントシステムが提供する、「TissueCare Concept」は、インプラント周囲組織の長期的安定を実現するために満たされるべき要素を抽出し、インプラントシステムの選択基準として提言した新しい概念です。

歯科切削加工用セラミックス

ノリタケジルコニアシステム

ジルコニア(ZrO2)のため、天然歯のように自然です。ジルコニアは耐熱性セラミックで、医療用としては10年以上前から人工股関節の骨頭などに応用され、優れた生体親和性と高い強度を持っています。金属を用いないため、見た目も美しく透明感にも優れています。

歯科用シリコーン印象材
「アクアジルウルトラ」

歯形などを取るための印象素材です。気泡の混入を最小限に抑え、支台歯や周囲の組織の精密な印象が取れます。寸法安定性にも優れているため、精密な修復物を作製することが可能です。

インプラント治療への想い

インプラント治療への想い、メッセージを掲載しております。ぜひ一度ご覧いただければと思います。